システムエンジニアの精神衛生を保つ心がけ

うつ病は自分で自分を精神的に追いつめてしまった結果として生じてしまうことが多い精神的な疾患であり、一度かかってしまうと長いカウンセリングの期間を経てようやく社会復帰ができるようになります。中には連日薬を飲みながら療養生活を送ること自体が容態を悪化させてしまい、仕事をしなければならないと思い込んで苦しんでしまう人も少なくありません。

_こういった状況に陥りやすいのは仕事に熱心でまじめな性格をもつ人であり、システムエンジニアに多い性格の人であると言えます。その仕事の性質上、1人で押し問答をしながら問題解決に挑む場面がよくあり、いくら頑張っても成果が上がらないということに直面することもあります。そういった観点からシステムエンジニアはうつ病にかかってしまうリスクが高いという性格をもった職業です。

_しかし、誰もがうつ病になるわけではありません。もともとなりにくい性格の人もいますし、なりやすい性格の人でも心がけ1つでそのリスクを大幅に下げられます。激務が必要とされるシステムエンジニアの仕事であるとはいえ、頑張らないということが対策として大切になります。特に佳境にあったとしても、常に軽い無理をする程度に止めておくことが大切です。そこで頑張りすぎて成果につながらなかったときもさることながら、成功した場合でも頑張ればできるという認識がなされてしまい、次に同様の状況に置かれたときのリスクが増大してしまうからです。