考えられるうつ病になりやすい3つの原因

IT業界で働くエンジニアの5人に1人はうつ病などの精神疾患にかかっていると言われています。システムエンジニアは、最もうつ病になりやすい職業だと言う人さえいます。システムエンジニアにうつ病が多い原因の1つは、孤独です。1人で作業するフリーランス、リモートワークでコミュニケーションが希薄になりがちなシステムエンジニアは、人間関係のストレスに煩わされず気楽で良い反面、情緒的に不安定になりやすい傾向があります。悩みを1人で抱え込み、ミスを誰にも相談できないとストレスになります。

_2つめの原因は、長時間労働です。システムエラーが1つ見つかると、エラーの解決まで作業を続ける必要があることがあります。労働時間が長くなり、睡眠時間や食事の時間すら削られると肉体的にも精神的にもストレスとなり、メンタルを崩しやすくなります。

_3つめの原因は、不規則な勤務体系です。開発系のシステムエンジニアは、納期が近くなると、会社に泊まり込んで作業することも少なくありません。メンテナンスやデータ保守系のシステムエンジニアも、運用しているシステムに不具合が生じるとすぐに対応しなければならず、休日や夜中に呼び出されることもあります。不規則な生活になると、ストレス対抗物質のセロトニンが分泌されにくくなり、うつ病になります。不規則な仕事でも睡眠時間を確保する、適度に運動する、バランスの良い食生活をする、趣味など仕事以外の楽しみを見つけるといったことで、忙しいシステムエンジニアもうつ病を防ぐことができます。